平成301220

 

各位

 

                        九州縄文研究会会長  宮本 一夫

 

 

 

29回九州縄文研究会宮崎大会の開催について(案内)

 

 

 

拝啓 歳末の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

 

 九州縄文研究会では、これまで縄文時代の遺構に関する検討のほか、近年では縄文時代早期後葉の土器や後期中葉の土器・石器について集成を行い、研究の現状や課題について理解を深めてきました。

 

29回目となる今大会では、九州における縄文時代草創期研究の到達点をテーマに、下記のとおり開催いたします。つきましては、研究会開催について広く周知いただくとともに、ふるって御参加いただきますようお願いいたします。

 

敬具

 

 

 

 

 

1 日  時  平成3132日(土)~3日(日)

 

2 場  所  宮崎産業経営大学(宮崎県宮崎市古城町丸尾100番地)

 

3 テーマ 「九州における縄文時代草創期研究の到達点-各地の定住生活の様相-

 

        ※詳細は別添開催要項参照

 

4 申込方法  別添「参加申込書」に必要事項をご記入の上、平成31215日(金)までに下記担当までメールもしくはFAXにて申込みください。

 

 

 

       <問合せ先>

                   第29回九州縄文研究会宮崎大会事務局

          担当:松林 豊樹

Tel: 0985-36-1172(宮崎県埋蔵文化財センター)

            Fax:0985-72-0660(同上)

               Mail:miyazaki29kai@yahoo.co.jp

                              

  


 

 

 


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宮崎大会 参加申込書.pdf
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29回 九州縄文研究会宮崎大会 開催要項

 

1.日 時  平成3132日(土)・3日(日)

2.会 場  宮崎産業経営大学(5号館5101講義室) 宮崎市古城町丸尾100番地 

※図書交換会も同会場で行います

※駐車場は、第1、第2駐車場をご利用ください。

なお、正面入り口からは駐車場に入れませんので、ご注意ください。

3.テーマ  「九州における縄文時代草創期研究の到達点-各地の定住生活の様相-

4.開催趣旨

 29回九州縄文研究会宮崎大会では、縄文時代草創期をとりあげる。2007年に開催された第17回の福岡大会では、「九州における縄文時代早期前葉の土器相」というテーマで草創期末の土器をとりあげたことはあったが、草創期全般を取り扱うのは今回が初めてである。宮崎県内では、1993年に宮崎考古学会の県南地区例会において「南九州における縄文時代草創期の諸問題」というテーマで研究会を開催した。この頃は、鹿児島県や宮崎県内において、草創期の遺跡が次々と発見されはじめ、注目を集めたタイミングで南部九州の資料の集成を行い、問題点を洗い出すことを目的としていた。そのときから四半世紀を経過して、南部九州だけでなく、九州各地で資料が蓄積されつつある。そのような資料の増加を背景として、九州旧石器文化研究会で当該時期の遺物の集成が行われたり、九州の北と南の時間的併行関係等が取り上げられたりしている。

今回の縄文研究会においては、九州内の草創期遺跡を一瞥で把握できる集成を作成したい。また、これまでに提示されてきた、九州各地の当該期土器編年の現状と課題を再確認した上で、それらの放射性炭素年代測定値による位置づけも含めた共通認識を図りたい。その上で、遺構に認められる南北の様相の違いや各地の良好な集落遺跡の調査事例をとりあげて集落様相についても検討したい。

5.主 催  九州縄文研究会

6.日 程

1日目:3月2日(土)

【開  場】 12:3013:00 受付

【開会行事】 13:0013:10 開会あいさつ 宮本一夫(九州縄文研究会会長)

【基調講演】 13:1013:50

「日本列島における縄紋時代草創期の年代 -九州の位置づけを視野に入れて-

小林 謙一(中央大学)

【基調報告】 13:5017:00(質疑応答の時間を含みます。発表時間は概ね25分程度)

13:5014:20「九州における旧石器時代から縄文時代にかけての環境変遷」

杉山 真二(古環境研究センター)

 14:2014:40「九州における草創期土器編年の現状と課題」

         桒畑 光博(都城市教育委員会)

14:4015:05「大原D遺跡」         池田 祐司(福岡市埋蔵文化財センター)

15:0515:20 休憩

15:2015:45「森の木遺跡」          綿貫 俊一(大分県埋蔵文化財センター)

15:4516:10「西北九州の洞穴遺跡」   川内野 篤(佐世保市教育委員会)

16:1016:35「種子島の集落遺跡(鬼ヶ野遺跡・三角山遺跡)」

堂込 秀人(鹿児島県埋蔵文化財センター)

16:3517:00「宮崎県清武上猪ノ原遺跡の縄文時代草創期の調査」   

  秋成 雅博(宮崎市教育委員会)

【事務連絡等】17:00

【情報交換会】19:00 橘通周辺で開催予定

 

2日目:3月4日(日)

【開 場】     9:00

【各県の動向】 9:2010:00(各県5分程度)

【討 論】    10:0011:30

「九州における縄文時代草創期の様相」

司 会:吉本 正典(宮崎県埋蔵文化財センター)

松本 茂 (宮崎県教育庁文化財課)

討論者:桒畑 光博(都城市教育委員会文化財課)

池田 祐司(福岡市埋蔵文化財センター)

綿貫 俊一(大分県埋蔵文化財センター)

川内野 篤(佐世保市教育委員会)

堂込 秀人(鹿児島県埋蔵文化財センター)

秋成 雅博(宮崎市教育委員会)

【調査・報告書等報告】11:3012:10(各県5分程度)

【閉会行事】     12:1012:20 閉会あいさつ 宮本一夫(九州縄文研究会会長)

 

大会終了後、希望者は別会場で遺物見学会を開催します。

 会場:宮崎県埋蔵文化財センター分館(宮崎市神宮2丁目4-4)

 時間:14:00~16:00(予定) 

 宮崎市上猪ノ原遺跡ほかの見学を予定していますが、詳細は当日お知らせします。

 

宮崎産業経営大学位置図

 

(車の場合)               (タクシーの場合)

宮崎ICを宮崎市街地方面に北進し、     宮崎空港からタクシーで約20分

 源藤交差点を清武方面に左折、600m     宮崎駅からタクシーで約20分

 ほど道なりに進んだ産経大入り口交     南宮崎駅からタクシーで約10分

差点を右折

 

(バスの場合)

宮交シティバスセンター(南宮崎駅西口から徒歩3分)17・18番乗り場から下記の路線バスに乗車し、産経大前バス停で下車(約10分)

 

行き先               路線番号

○大学病院・宮崎大学(清武経由)    832・833・834・835

○合又・田野運動公園・青井岳温泉   550・551・552

 

○学園短大・国際大・上丸目・尾平   750・751・752