第23回 九州縄文研究会沖縄大会 開催要項
平成24年11月2日
1.期 日:平成25(2013)年2月10日(日)・11日(月)
2.会 場:沖縄県立博物館・美術館 講堂(那覇市おもろまち3-1-1)
3.テーマ:曽畑式土器とその前後を考える
4.趣 旨:
第23回の沖縄大会では、近年良好な資料が蓄積されつつある曽畑式土器とその前後を取り上げる。
縄文時代前期後葉に位置づけられる曽畑式は、九州島と朝鮮半島との文化交流を示す遺物として、また琉球列島(北琉球・中琉球)への縄文文化の波及を示す遺物として注目されてきた。近年、九州では中期土器の編年的位置づけの見直しが進み、曽畑式土器についてもその位置づけが問われている。
また、琉球列島でも沖縄県の伊礼原遺跡(北谷町)や大堂原遺跡(名護市)などで曽畑式の良好な資料が蓄積され、九州島の曽畑式との異同について議論が深められている。
多くの課題を抱える曽畑式土器とその前後の土器研究について問題点を整理し、今後の調査・研究を展望する機会としたい。
5.主 催 九州縄文研究会
6.共 催 沖縄県立博物館・美術館、沖縄考古学会、沖縄県立埋蔵文化財センター
7.日 程
1日目:2月10日(日)
受付 12:30~
あいさつ 宮本一夫(九州縄文研究会会長) 13:00~
歓迎のことば 沖縄県立博物館・美術館 館長 白保台一
【記念講演】
「沖縄先史文化のなかの曽畑式土器」(仮) 安里嗣淳(沖縄サンゴ礁文化研究所) 13:15~14:30
【研究発表】
「曽畑式土器の成立過程」 倉元慎平(朝倉市役所) 14:30~15:00
(休 憩) 15:00~15:10
「曽畑式土器の展開」 堂込秀人(鹿児島県立埋蔵文化財センター) 15:10~15:40
「奄美・沖縄の曽畑式土器」 横尾昌樹(うるま市教育委員会) 15:40~16:10
(質疑応答) 16:10~16:30
【九州・沖縄各県における当時期の概要】(各県8分程度) 16:30~17:30
【情報交換会】(18:30~21:00)
2日目:2月11日(月)
開場 9:00~
【研究発表】
「瀬戸内地域の前期後葉の土器」 山崎真治(沖縄県立博物館・美術館) 9:30~10:00
「韓半島の有文土器と曽畑式土器」 古澤義久(長崎県埋蔵文化財センター) 10:00~10:30
(休 憩) 10:30~10:40
【討論】 コーディネーター 水ノ江和同(文化庁) 10:40~12:10
【誌上発表】
伊藤 圭 「南島爪形文土器の特質とその系譜をめぐって」
相美伊久雄 「沖縄出土の深浦・春日式系土器について」
【各県の縄文関係調査・報告書概要】(各県3分程度) 12:10~12:35
閉会のことば
13:30会場撤収
●関連企画
①ミニ展示「沖縄の先史土器展」
内容:九州縄文文化研究会沖縄大会の開催に合わせ、沖縄県内の縄文土器や曽畑式関連資料を展示・公開します。
主催:沖縄県立博物館・美術館
共催:九州縄文研究会沖縄大会実行委員会
会期:平成25(2013)年2月5日(月)~11日(月)
場所:美術館県民ギャラリー
展示資料:名護市大堂原遺跡、南城市サキタリ洞遺跡、南城市武芸洞遺跡 出土資料 等
②エクスカーション(ガンガラーの谷)
内容:12000年前の人骨(ヒト歯)と石英製石器が発見されたサキタリ洞遺跡や2500年前の石棺墓が発見された武芸洞遺跡をめぐるツアーコース(ガンガラーの谷)をツアーガイドの案内で見学します。
日時:2013年2月10日(日)10:00現地集合(10:15ツアー出発)(所要時間約1時間半)
※事前申し込み(別紙)が必要です。また現地までの移動は各自でレンタカー等の確保をお願いします。この件に関するお問い合わせは山崎真治(沖縄県立博物館・美術館)まで御願いいたします。
ツアー参加料金:1000円(現地で徴収します)
ガンガラーの谷
〒901-0616 沖縄県南城市玉城前川 202
電話:098-948-4192
九州縄文研究会事務局
※資料集の販売受付は行っておりません