令和6年9月10日
各位
九州縄文研究会会長 宮本 一夫
第33回九州縄文研究会福岡大会の開催について(案内)
拝啓 処暑の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
九州縄文研究会では、これまで縄文時代の遺構・遺物・遺跡をさまざまなテーマに沿って集成し、研究の現状や課題について理解を深めてきました。
33回目となる今大会では、「後期・鐘崎式土器」をテーマとして、下記のとおり開催いたします。つきましては、研究会開催について広く周知いただくとともに、ふるってご参加いただきますようお願いいたします。
敬具
記
1 日 時 令和7年3月1日(土)・2日(日)
2 場 所 九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2-16-23)
3 テーマ 「鐘崎式土器研究の現在地」
※詳細は別添開催要項参照
4 申込方法 令和7年2月15日(土)までに、下記フォームへの入力または別添「参加申込書」の下記担当へのメール送付でお申込みください。
【申込フォーム】
【申込・問い合わせ先】
第33回九州縄文研究会福岡大会事務局
担当:板倉 有大
電子メール:itayudai@gmail.com
電話:092-711-4667(福岡市埋蔵文化財課)
第33回 九州縄文研究会福岡大会 開催要項
令和6年9月10日
1 期 日:令和7(2025)年3月1日(土)・3月2日(日)
2 会 場:九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2-16-23)
3 テーマ:鐘崎式土器研究の現在地
4 趣 旨:第33回福岡大会では、後期の鐘崎式土器および併行期の土器群を取り上げる。鐘崎式土器は、福岡県宗像市上八(鐘崎)貝塚出土資料を標識とする土器型式で、九州を代表する磨消縄文土器として古くから注目されてきた。当該期をめぐっては、集落の大規模化が始まるとともに、竪穴建物の構造や石器組成など、中・四国地方以東からの影響が見られる段階にあたり、九州縄文社会の変動期であることが知られている。縄文社会の復元を進めるうえで、土器研究の深化は必須であり、編年研究の精度を高めるだけではなく、地域性の抽出、併行関係・系譜関係の整理など、取り組むべき課題は多い。
こうした状況を踏まえて、今回は当該期の一括性の高い資料をできる限り集成し、鐘崎式併行期の地域性や地域間の関係、型式変化の方向性や後続型式との繋がり、市来式に代表される在地土器型式との関連性などを整理することで、鐘崎式土器研究の現在地を確認し、今後の研究の方向性を探る契機としたい。
5 主 催 九州縄文研究会
6 日 程
3月1日(土)
12:00~13:00 受付
13:00~13:05 開会あいさつ
宮本一夫(九州縄文研究会会長)
【記念講演】
13:05~14:05 「縄文晩期農耕と縄文文化の終焉」
宮本一夫(九州大学名誉教授)
【研究発表】
14:05~14:10 「趣旨説明」
福永将大(九州大学総合研究博物館)
14:10~14:45 「鐘崎式の構造と編年」
小南裕一(北九州市役所)
14:45~15:15 休憩・ポスター発表
15:15~15:50 「(仮)鹿児島県薩摩半島出土の市来式土器について」
鮫島えりな(鹿児島県教育庁文化財課)
15:50~16:25 「(仮)中国地方における小池原上層式・鐘崎式系土器の波及と地域間交流」
幡中光輔(出雲市市民文化部)
【各県における研究概要】(各県5分程度)
16:25~17:05 各県集成担当者
【情報交換会】
19:00~21:00 博多和食志まづ(福岡市博多区博多駅東1-1-33)
3月2日(日)
9:00~9:30 開場・受付
【研究発表】
9:30~10:05 「鐘崎式土器期の石器と遺構」
板倉有大(福岡市埋蔵文化財課)
【討論】
10:05~11:15 「鐘崎式土器研究の現在地」
登壇者 小南裕一、鮫島えりな、幡中光輔、板倉有大
司会 林 潤也(大野城心のふるさと館)
11:15~11:25 休憩
11:25~11:55 各県の縄文時代関係調査・報告書の概要(各県3分程度)
11:55~12:00 閉会あいさつ
宮本一夫(九州縄文研究会会長)
7 参加費、参加方法、その他
・参加費は無料です。資料集代は実費を頂きます。
・参加希望者は、事前に申込フォームまたは別添の参加申込書にてお申込みください。
・事務局では宿泊の斡旋はいたしません。各自で手配をお願いします。
・九州大学西新プラザには駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
福岡空港から地下鉄「姪浜」行き乗車 約20分
博多駅から、地下鉄「姪浜」行き乗車 約15分
→いずれも、「西新」駅下車、⑦番出口より徒歩約10分
会場(九州大学西新プラザ)の位置
【問い合わせ先】
九州縄文研究会福岡大会事務局(担当:板倉有大)
電子メール:itayudai@gmail.com
第33回九州縄文研究会福岡大会
ポスター発表募集のお知らせ
謹啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、2025年3月1日(土)・2日(日)の両日に開催されます、第33回九州縄文研究会福岡大会におけるポスター発表を募集いたします。
ポスター発表の開催は、九州縄文研究会では初めての試みとなります。大会テーマとは関係なく、多くの方々に日頃の調査・研究成果についてご発表いただける機会を創出することで、九州における縄文時代研究がより一層活性化・発展することを祈念して企画いたしました。下記の発表募集要領をご参照のうえ、ふるってお申し込みください。
謹白
発表募集要領
1.ポスター発表の内容と方法について
・ポスター発表の内容は、九州における縄文時代研究の進展に資する研究成果や、縄文時代遺跡の発掘調査成果の速報などを基本とします。
・ポスターは学会期間全日掲示されます。大会1日目(3月1日)にポスターセッション解説時間を設けますので、発表者はその時間帯はポスターの解説を行ってください。
・ポスターはA0サイズ(841×1189mm)一枚をご準備ください。なお、ポスターは発表当日に各自でお持ちください。
2.ポスター発表の申込について
・1件400字以内の発表要旨(題目・発表者名・発表者所属・発表者連絡先を含む)をWordファイルで作成の上、ご提出ください。
・提出先:福永 将大 E-mail:masa.f0316@gmail.com
・申込期限:2024年10月31日(木)必着。
※ポスター掲示場所に限りがありますので、申込数によってはお受けできない可能性もあります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
3.研究発表資料集原稿について
・上記2で申込が承諾された場合、以下の要領で研究発表資料集に掲載する原稿を作成しご提出ください。
・発表資料集の形式は、A4版2頁(図版込み)・縦左綴じ・モノクロとなります。余白は上・下30㎜、左・右25㎜です。 図版込みの完成原稿データ(PDFファイル形式)をご提出ください。
・割付・校正は当会事務局にご一任下さい。ご提出された原稿は返却いたしません。
・提出先:福永 将大 E-mail:masa.f0316@gmail.com
・提出期限:2024年12月20日(金)必着。
以上
九州縄文研究会事務局
※資料集の販売受付は行っておりません